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ドルセアラ大公妃

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【アントネー・クラウディア・ドルセアラ】

現連合領大公妃、グランゼル公妃。連合領大公継承順位第1位。

[人物]
ドルセアラ妃は神聖帝国出身の貴族で、
神聖帝国レゴナード朝皇帝の親類にあたり、皇女でもあった。
姉妹の中では語学に秀でており、5か国語を話せるマルチリンガルである。
社交の場ではあえて相手の母国語で会話を行うなど、コミュニケーション能力にも定評がある。
現在も国賓をはじめ外国語圏の人物との対話に際しては、可能な限り相手の言語に合わせるなどしている。

[ゼヴァルトとの出会いと婚姻]
後に夫となるゼヴァルド三世とは、彼女が15歳でデビュタントした社交界で初めて出会った。
聖暦2010年、当時ドライセン公として欧州視察で神聖帝国に滞在していた38歳のゼヴァルドは、社交界でドルセアラと会話をする機会に恵まれた。
この時、ドルセアラが母国語ではなく、ブランチ語で会話を合わせたことに驚き、その容姿にも一目惚れしたとゼヴァルド本人は語っている。
ゼヴァルドはその後、頻繁に神聖帝国を訪問しては、ドルセアラと趣味の乗馬でひと時を過ごしていた。
西暦2013年、父の逝去を受けてゼヴァルドが連合領大公となると、国民からはゼヴァルドとドルセアラの婚姻を望む声が聴かれるようになった。
ゼヴァルドは長く軍歴に就いていたこともあり、なかなか結婚に踏み切ることが出来ないでいたが、神聖帝国における女性の結婚年齢である20歳にドルセアラが達したこともあり婚姻するに至った。
聖暦2015年6月にグランゼルで挙式し、多くの国民の祝福を受けた。
式後にブラウンチャペルから出てきたドルセアラは、教会の前の群衆に近づいていき、祝福に対する感謝の言葉を述べた。
このドルセアラの行為は、それまでブランチ人がいだいていた、厳かな神聖帝国のイメージを大きく変え、また多くの国民が報道された映像を見て、神聖帝国への好感をもつこととなった。

[長男レオナルドの誕生と里帰り]
西暦2016年4月、長男のレオナルドが誕生。
ドルセアラは自身で育児をしながらも公務をこなし、この間は一度も神聖帝国を訪れることはなかった。
2019年になるとゼヴァルドがドルセアラに数年ぶりの帰郷を勧め、国民からもそれを支持する意見が多く聞かれるようになった。
これをうけて同年7月、ドルセアラは長男のレオナルドを連れて帰郷を果たした。
レナルドも神聖帝国皇帝に初めて謁見する機会を与えられ、また帝国から帝国名を与えられるなどブランチ公室にとって極めて重要な出来事となった。

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